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画材: 鉛筆1

デッサン・ドローイングや水彩などに使う鉛筆類を入れた道具箱  / Tool box for drawing or watercolor art
デッサンや水彩などに使う鉛筆類を入れた道具箱 / Tool box for drawing art

こちらはデッサン・ドローイングに使う鉛筆などを入れている道具箱です。中身は10代の頃から使っているものもあれば、ごく最近手に入れた物などいろいろですが、このくらいの箱があるととても便利です。

道具箱の中身, 鉛筆, 消しゴム, カッター, 芯ホルダーなど
道具箱の中身 / Inside of the box

オルファ OLFA のカッターは10代の頃に買ったもので、ずっと使い続けていることになります。OLFAには傑作のデザインが多いと思います。ステッドラーのマルスルモグラフ鉛筆も(使うのを後回しにしてきたからですが、)当時のものがまだ残っています。

デッサン・ドローイング用の鉛筆類 / Pencils for Drawing
デッサン用の鉛筆類 / Pencils for Drawing

私が使っている鉛筆は主に ステッドラー (STAEDTLER) や 三菱ハイユニ (HI-UNI) を使っています。三菱ユニ (Mitsubishi UNI) ももらったものがあるので使い切るまで先に利用しています。

三菱ユニ鉛筆 / Mitsubishi UNI Pencils
三菱ユニ鉛筆 / Mitsubishi UNI Pencils

最近まず最初に使っている鉛筆が三菱UNIです。早く使い切りたいのです。使うのは大体2H〜4Bくらいのことが多いので、大体このくらいで事が済んでしまいます。三菱UNIも滑らかな使い心地で細かいコントロールが効き、デッサンに十分使える品質です。

質の悪い鉛筆と何が違うのかというと、一本の鉛筆でも濃淡のコントロールが行えるかということがあります。他にも質の悪い鉛筆では、平塗りした時などに粗悪な粒子や不純物が混ざっているせいで面にひっかいたような線が出たり、嫌な引っかかり感があったり、急に芯が折れて不要に画面を汚し、結構な時間作業を中断することなどがあったりします。

私は大体上の写真くらいの長さで鉛筆を削る事が多いです。無駄に長すぎてもおれやすくなりますし、鉛筆をぎりぎり傾けて広く塗る時も、このくらいの長さで十分と思うからです。削る時は芯をそのまま残して削ってから、捨て紙に研ぐように塗りつけてシャープにしています。こうするとすぐに紙に適用できるからです。

2Hのように硬い鉛筆は2本用意 / Tips of 2H hard pencils
2Hのように硬い鉛筆は2本用意 / Tips of 2H hard pencils

2Hは同時に2本使うようにしていて、1本はあえて丸めた先端にしています。2Hより高い硬度だと尖らせたまま立てて描くと、紙を傷つけてしまう事があるためです。硬い鉛筆だと丸い状態でも結構細い線が描けます。

三菱ハイユニ鉛筆 / Mitsubishi HI-UNI Pencils
三菱ハイユニ鉛筆 / Mitsubishi HI-UNI Pencils

三菱HI-UNIは言わずと知れた大定番のデッサン・ドローイング用鉛筆で書き心地や定着力が抜群に良いです。全体的に少し柔らかい (濃く黒がでる) 傾向にあると思います。なんでもあえて大小の大きさの違う粒子を混合して深い黒を実現しているようです。芯はもちろん、木の材質まで品質をかなり追求されているようです。

ステッドラー マルス ルモグラフ 鉛筆 / STAEDTLER Mars Lumograph pencils
ステッドラー マルス ルモグラフ / STAEDTLER Mars Lumograph

日本での人気を二分するデッサン製図用鉛筆 ステッドラー マルス ルモグラフ です。とても滑らかな書き心地で他より微細なトーン調整がしやすい気がします。淡い表現にはとてもよいです。三菱HI-UNIはしっかりとした深い黒が好みで使っているのに比べて、こちらはきめが細かく沈みこむような書き心地が気に入って使用しています。HBやH、2Hなどは特にお気に入りで、デッサンばかりではなく、水彩や色鉛筆画にもよく使っています。青のデザインもダントツでかっこいいですよね。

硬度が日本の鉛筆、例えばハイユニなどより1か2くらい淡色によっているというのは確かにあると思います。生産国のドイツの基準なのでしょうか。ハイユニのHBがステッドラーのBか2Bくらいな気はします。ただどちらが良いということではないです。

私はもうすでに両メーカーの鉛筆を結構な数持っているのでまぜこぜにしていますが、濃い方の7B〜Bくらいまで三菱HI-UNIにして、2B〜6Hくらいをステッドラー マルス ルモグラフにするのが理想かなと考えています。

ちなみに3Hくらいから10Hなどは、硬度が上がるにつれ全く減らなくなるので、大事に使うひとにとっては、事故で芯が折れない限り、数本が一生もののような気がします。使ったことはありませんが10Hなどは (後日紹介する)銀筆と同レベルなのではと想像しています。

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